こりゃあ、青い春ですわ。

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HOLGA120N / 
kodak  PORTRA 400NC
僕の仕事に協力してもらった友人が、その仕事内容を
さらにその友人(写真家)に紹介し、出てきた言葉が僕の胸を刺しました。
「何の関係もない人たちが集まって、さも関係が成り立ってるかのような
偽物を作り上げるなんてこと、俺には無理。」
ぐさーー。なかなか手厳しい。。かっこいいぞ、てめー!
その言葉は僕の不徳としてしっかり受け止めておきましょう。
ぼんどにずびばぜん。。より一層精進いたします。

その言葉がどういう意図をもたされて現れたのかはわからないから
その言葉の主に対してどうこう言うつもりは特にないです。
ていうか、大体当たってるしね。ぎくー。嘘まみれの広告屋としては
そんなマッチョな台詞が言えるってなんだかとっても羨ましい。
ひとりじゃなんにもできないなあ、っていつも思い知らされてますもん。
みんなあってのホリデーです。みんないつもありがとう。いやほんとに。

本物と偽物の境界とは一体どこなんだろう。
嘘とホントはどこで区切られる?
ありもしない美しい空を合成したとき?
商品片手にニコパチ写真を撮ったとき?
魚眼レンズで世界をゆがめたとき?
もしや、フレーミングされたその瞬間?!
どこ?どこ?どこですか?

すべての表現には宿命として何かしらの「嘘」が内包されていて、
そうした「嘘」を自覚した後に、表現者としての戦いが待っていると僕は思っています。
それを無自覚なまま、偽物を断じてしまった時、見えなくなる何かがある気がするんです。

広告屋の僕は、何の関係もない人たちを集めてさも関係が成り立ってるかのような
偽物をいつもつくっているわけだけど、(ウソは楽しい!偽物はいとおしい!)
願わくば、そんな偽物や嘘まみれのものの中に何かひとかけらでも届くものがあれば、
喜びやかがやきが見つけられれば、髪の毛くらいの細い糸ほどでも誰かとつながれば、
と切に祈りながら、今日もせっせと手を動かします。

ほら、ナウシカも言ってたじゃないですか。
「いのちは闇の中のまたたく光だっ!」って。

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